本日、92歳のお客様が1回目のレッスンを受けに来られました。
想像していたところと、想像以上にお元気で身体が動けている事でした。

難点は耳が遠いせいか、ほっぺにチュをするように1回1回近くで話して上げる事くらいで
何よりその熱心さに敬服させられました。

問診の結果、トップボールが多い事と飛ばないと云う事でした。
92歳の方を飛ばせるようにしてあげる!
果たして皆様ならどう指導しますか?

体の回転力を付けますか?
それともバックスイングのねじれを作りますか?
それとも体重移動をしっかり行わせますか?

まず本日1回目に取り組んだ事は
筋肉をねじったり、負荷をかけて反射速度で
スピードを出させる事は難しいと考え、
動きの領域をどの方向に作らせるかを良く本人の感覚を聞き出しながら
指導して参りました。力を生み出す為のクリニックです。

身体の前傾を浅くし、大きく右に上体を揺さぶらせるように右向け右の姿勢を
取って頂きました。その際に顔を残さず顔ごと右足の上まで上体を移動させる事で
大きく球までの『加速距離』を作る事に成功

最初こそ左足上で20度くらいしか回せていなった上体が
レッスン後半にはちゃんと90度回せてきました。
出来た事が嬉しかったのか『夕方にもう一度来るから』と
嬉しそうに帰られたのが印象的でした。

日清製粉創業者の安藤百福さんが云った
『何かを始めるのに遅いという事はない』との
言葉を思い出しました。